早朝5時に目覚めて境内を散歩していると本堂で一人の僧侶の読経が始まった。それに合せて数十人の僧侶が本堂に集まってくる。
その間、本堂の外でずっと手を合わせて拝んでいたら、中に入って一緒にするように尼僧に誘われたけどただの旅行客が参加するのも申し分けないのでお断りして本堂の外から参加させてもらった。全員揃っての読経は6時に始まって7時まで1時間にわたって行われた。

朝食は贅沢に頼んで薄いおかゆと饅頭二つ、豆腐乳(豆腐を発酵させた調味料)のみ。日本円にして50円ほど。
頂上を目指す為に空が白み始めた頃出発。寺を出るとまだ濃い霧に包まれているし、雨も結構降ってきた。
仕方が無いので徒歩で上るのを諦めていったんロープウェイで下がってからバスに乗りさらに上のロープウェイ乗り場へ向かう。
上ってくる途中、チェーンを巻き係の居るポイントがあり、そこで一旦泊まりすばやくチェーンを巻いてもらって上に上ると途中から雪景色に。

上の駐車場でバスを降り、そこにある売店で小型のアイゼンを買って足に装着する。

簡易アイゼン。10元。
地面が凍結しているのでこれが無いととてもじゃないけど上れない。
しばらく歩いた所にある頂上行きのロープウェイに乗ろうとロープウェイ乗り場を目指す。
が、行けども行けどもロープウェイ乗り場が見つからない。
と、霧の中を下から上がってくるロープウェイを発見。どうやら道を間違えて徒歩で上る方の登山道を進んでいたらしい。
雪ですごくきつかったので一度戻ってロープウェイに乗ろうと思ったら、途中で追い越してきた大学生二人と社会人二人の計4人のパーティーとすれ違い、戻る理由を聞かれたので答えるとせっかくここまで来たんだから、一緒に登ろうと励まされてパーテイーのー員に加わった。
雪の中を歩くこと3時間弱で頂上に到着。死ぬかと思った。

頂上にある四面十方普賢金像。高さ48m。高すぎて霧で見えない。

頂上にある金頂(華蔵寺)
さっきの大学生達はすぐに下山するとのことだったので昼食を一緒にとってから分かれた。
俺は華蔵寺に泊まって年を越して御来光を拝んでから翌日に下りるつもりだったけど、華蔵寺には宿泊施設は無く、民間のホテルが何件かあるがそれがむちゃくちゃ高い!!
しかも、この天気では御来光が見える可能性はかなり低いし、大雪になったりしたら帰りの飛行機までに成都に戻ることすらできなくなってしまう可能性も有る。ということで、予定を変更して下山。

前が見えないほどの霧。
麓に向かうバスの中で急に寒気と頭痛がしてきて、麓のバス停に着いた時はフラフラで、とにかく一刻も早く汗で濡れた服を着替えてベッドに横になりたいと思い、思わずバス停付近の安宿に入ってしまおうかとも思ったけど、新年をそんな所で迎えるのは嫌だったので頑張って報国寺まで歩き、そんな状態だから少しランクを上げて共用二人部にした。そして部屋に案内されるととりあえず服だけ着替えて寝てしまった。
2時間ほど眠って起きると体調は普通に戻っていた。同室の客は居ないらしく、二人部屋を一人で使えるらしかった。ラッキー。40元だから昨日の倍だけど快適さは比べものにならない。暖房は無いけど標高がかなり低いので部屋もそこそこ暖かい。逆に求めていた世俗を離れる感覚は薄れるけど、それは仕方がない。
さて、夕飯時に眠っていた為にまたもや夕飯を食べそこなった。
本を読んだりしながら日付が変わる前に眠りについた。