2005年03月19日

海南島プチバカンス 序章

昔からの憧れの地、海南島への旅行を思い立ったのは先週の月曜日、桂林陽朔旅行から帰ってきた日。桂林陽朔旅行が思いのほか楽しくて、すっかりと旅行の魅力に目覚めてしまった俺達夫婦は、帰宅したその日に次の旅行の予定を考え、3月19日〜21日の日本側の連休に合わせてすぐさまチケットを予約した。

行き:3月19日 深セン航空ZH9809便 08:20発 280元(約3600円)
帰り:3月21日 海南航空 HU7017便 16:45発 310元(約4000円)

出発前夜、激しい下痢に襲われつつも正露丸を多目に飲みなんとか旅行当日を迎えた。
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2005年03月19日

海南島プチバカンス 第一章「落ちる」

朝5時半ごろ起床。いつもなら起きられない時間なのに、イベント事だとすっきり目覚められるのはいつものこと。

歯磨きやコンタクトなど朝の身支度を整えている時に事件は起こった。

「チャリーン」

突然落ちるシャワーのレバー。我が家のシャワーのレバーは壊れていて、簡単に取れる。でもそれは、操作しようとして外れるのであって、触りもしないのに外れたことは無い。それが突然落ちた・・・。不吉な。

不吉な予感を感じながらレバーを元に戻し、再度歯磨きをしていると、

「チャリーン」

今度は、タオルかけにかかっていたS字フックが落ちた。これは、俺の体が触れてしまったのが原因だけど、それにしても飛行機(それも中国国内線)に乗る日の朝に2度も「落ちる」なんて不吉すぎる。

旅行を取りやめた方がいいのか、本気で悩んでしまったが、言霊(ことだま)という言葉もあるし、こういうことは口に出さない方がいいのではないかと思い、彼女には何も言わなかった。

支度を終え、無事に家を出たのが6時ちょっと過ぎ。無事に6時20分の空港行きバスに間に合ったが、隣り合った二人分の席が無く、別々に座ることに。

俺の隣はアメリカ人のおじさん。陽気に話しかけてきたのでしどろもどろになりながら英語で会話。どうやら中国人の奥さんが南寧に居るらしく、「妻に会いに行くんだ」と嬉しそうに話していた。その後、かばんの中から写真を5,6枚取り出して俺に見せ出したのには参った。コメントのしようが無い普通の中国人のおばちゃんと、アメリカ人のおじちゃんと結婚の時の写真だった。とりあえず、「Nice」とか「Beautiful」とか心にも無いことを言ってやり過ごした。

そうこうしている間に、あっという間に空港到着。
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2005年03月19日

海南島プチバカンス 第二章「ツアー客にまぎれて」

余裕を持って約1時間半前に深セン空港に着き、チェックインを済ませると、到着ゲート横にあるマックに向かった。

メニューを見ると「朝マック」!

そういえば中国に来てから朝マックを食べるのは初めてかもしれない。ホットケーキとハンバーグのセットを頼み、懐かしむようにそれを食べながら時間を潰した。
朝マックs





時間が来たので搭乗。写真だとわかり難いかもしれないけど、深セン航空の飛行機はフォントやラインなどデザインがなかなかかわいくてナイス。
深セン航空





飛行機は一応ボーイングの7?7だけど、3・3の6列で今まで乗った飛行機の中では一番小さかった。

乗ってみてビックリ、中国人がとにかく煩い。まるで子供のようにはしゃいで大きな声で話をしている。不思議なのが俺達の周りの乗客がみんな顔見知りで、その中に俺達二人が囲まれているような状態になっていること。次々乗ってくる乗客とすでに乗っている乗客がみんな
「おお、はやいなー」
「当たり前だろー、お前が遅いんだよー」
みたいな感じで話している。明らかに顔見知り。

で、気づいてみれば、上のラゲッジボックスを見ると、入っている荷物がみんな同じボストンバッグ。どうやら彼らは全員同じツアーの団体客らしい。

その中でおとなしくしている日本人個人旅行客二人。なかなか辛い状況だった。

離陸直前、
「おい、飴は無いか?」
「ちょっと、誰か飴持ってない?」
「なんだよ、わすれたのかよ、俺は持ってきたぜ」
こんな会話が彼らの中で繰り広げられていた。そして、飴を口に入れて安心する俺の隣のおばちゃん。

おそらく、ツアーの説明会みたいなので、気圧の変化で耳がおかしくなるから離陸の時には飴を舐めろとか教えて、彼らは律儀にそれを実践しようとしているっぽかった。

ちなみに、うちの彼女も前までは、離陸する時には飴を舐めないとダメだといつも言っていて、実際に舐めていたけど、最近では舐めなくても大丈夫になったらしい。


離陸してしばらくすると出てきたのが機内食の登場。
機内食





味については見てのとおり、コメントのしようが無い。みかん(ネーブル?)は美味しかった。

ワゴンを押してスチュワーデスが飲み物を配りに来た。

ここで人民パワー炸裂。スチュワーデスが足りなくなった物を取りにワゴンを残したままいったん後ろに戻って言ったその時、置き去りになられたワゴンの周囲から複数の手が伸びて、ワゴンの上にあったらミネラルウォーター数本を強奪していった。おそろしい・・・。

そんな人民に囲まれた1時間ほどを過ごし、飛行機は無事に海口美蘭空港に着陸した。外の気温は天気が悪いせいか予想していたよりは暑くなく、むしろ深センよりもちょっと暖かいといったレベル。

面白いのは、空港の中の到着してすぐの所に更衣室があること。暑いからここで着替えて行けということらしい。
更衣室





その後、空港から出てすぐの所にしない行きのシャトルバス乗り場があり、それに乗って市内に移動した。(1人15元、所要時間30分)
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2005年03月19日

海南島プチバカンス 第三章「落ちた」

市内はなんと言うか寂れた地方都市と言った感じで、いたる所に建設途中で投げ出されてしまったビルが建っていて、それがさらにゴーストタウンっぽさをかもし出していた。

最初の目的地は海瑞墓。その名のとおり海南島出身の官吏海瑞の墓。

バス停で親切なおじさんに嘘を教えられ、乗ったのは逆方向行きのバス。終点まで着き、そのまま折り返す。おじさんが行っていたバス停で降りるも、何も無し。海瑞墓も無ければ案内板も無い。

思案に暮れているとバイタク(って言っても普通のバイク)が声をかけてきた。
「どこに行くんだ?乗れよ!」
乗れよもなにも、俺達は二人居るんだし、小さいトランクも持っている。
「無理無理」というと、
「大丈夫大丈夫」とおっさん。

結局、こんな感じで乗ることに(絵が下手ですんません、これが限界です)
バイタク





トランクがガソリンタンクとハンドルをまたがった状態で乗せられ、おっさんの両腕でそれが落ちないようにしている状態。バイクは普通の125ccバイク。ハンドルが切れなさそうなのに、おっさんは普通に運転していた。さすが雑技の国。

状態が状態だけにかなり怖かったけど、無事に海瑞墓に到着。バイタクの料金は2元(25円くらい)。

海瑞墓はなんだか不思議な空間で、南国の樹木に囲まれた中に、中国風とはまたちょっと違った感じの石造とかが並んでいて、別の東南アジアの国のようだった。
海瑞墓入り口






石像1






石像2










ここで事件が起きた。

池の前で写真を撮ろうと彼女のデジカメをセルフタイマーでセットし、彼女の元へ走った時に、俺のポケットから俺のデジカメが地面へダイブ。地面に落ちた衝撃で電池ボックスの蓋が開き、勢いあまって飛び出す電池、

シャーーーー   チャップン

電池、見事池の中へダイブ(涙)

池の中から拾えないか、覗き込んでみたけどかなり深そうなので拾うのは諦めた。
池






カメラの方は傷がついただけで無事そうだけど、電池が無いから確認も出来ず・・・。

これって状況を説明すれば海外旅行保健の携行品の盗難紛失破損扱いになるんだろうか・・・。「電池だけ池に落ちました」って言っても何にも証明するもんが無いし。

失意のうちに海瑞墓の見学を終え、次の目的地五公祠へ向かった。

五公祠は入場料が高い(1人25元)上に、それほど見所も無かった。雰囲気的にはドラクエのような世界観。ちなみに見所といえばこれぐらい。

チムポ






わからない人の為に拡大してみよう

チムポ拡大








という事で、高速バス(豪華バス78元、普通バス48元)の豪華バスの方に乗り海口市を後にして、今回の旅の本当の目的地東洋のハワイこと三亜に向かった。
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2005年03月19日

海南島プチバカンス 第四章「ATMを探せ」

豪華バスの広々としてフカフカなシートに座り、心を落ち着けて三島由紀夫の『葉隠入門』などを読みつつ、椰子の木やパイナップルなどに囲まれた南国の南国の道を走ること3時間半、三亜市にたどり着いた。

三亜市は海口市と比べると気温もかなり高く、その中でバイクの集団が道路にひしめいている状況を見ると中国ではなくて東南アジアの国に来ているような不思議な感覚に襲われた。

ここでまたもやトラブル発生。現金の手持ちが無いからATMで下ろせばいいや、と思っていたら、Cirrus(シーラス)やPlus(プラス)を使えるATMが全然見つからない。ATMの画面の中や、雨よけのテントにVISAとかMasterとか書いてあってもお金を下ろそうとすると「すみません、このカードは使えません」と出てしまう。

深センも香港も当たり前のように使えるので完全に感覚が麻痺してしまっていたらしい。海南島もビーチリゾートとして海外から観光客を呼ぼうとしているぐらいだから、当たり前のように国際キャッシュカードやクレジットカードが使えると思っていたけど、やっぱりここは中国の地方都市だった。

結局、ちょっと離れた所の中国銀行のATMでお金を下ろすことが出来た。困った時の中国銀行。それにしても中国で旅をするんだったらやっぱり現金もしくはT/Cを持ち歩かなきゃダメだと実感した。

結局、ホテルにはCirrusやPlusが使えるATMがあったので、ここで下ろさなくてもなんとかなったんだけど、異国の地で現金が手元にあまり無い状況ってのがなんとも心細かった。
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2005年03月19日

海南島プチバカンス 第五章「やべえ、海南島なめてた」

現金も手にしたし、とりあえず飯でも食おう!という事で街の中をウロウロしてみた。普通に美味しそうな店はいっぱいあるんだけど、これぞ海南島!というのがあまり見当たらない。

ふと気づくと、今歩いている道の突き当りがどうも怪しい、どう怪しいかというと、木が数本見えるだけで、他に何も見えない。

!!!

あそこはきっと海岸だ!海岸に行けば、きっと海を見ながらご飯を食べれる店とかあるはずだ、と思い、そっちの方へ言ってみた。そしてそこにあったのは、

海岸





山梨県ではきっと見れないであろう、素晴らしい砂浜。俄然ビーチリゾート気分が盛り上がってきた二人は、空腹も忘れて砂浜に近づいた。

暗くてもわかるぐらい水がすごく透き通っていてきれい、しかも、砂浜の砂もきめが細かくてすごいさらさらしてる。そこで思わず、

「やべえ、海南島なめてた」

はっきり言って、東洋のハワイとか言っても所詮中国でしょ?と完全になめきっていて、それでも暖かくて、それなりに楽しめればいいや、くらいの気持ちで来ていた。それが、なにこれ?どこここ?

と本当にそんな感じ。海南島でここまで感動させられるなんて夢にも思ってなかった。

とりあえず、海岸沿いのカフェのような所に入った。メニューは中華あり、洋食あり、タイなどの東南アジア系ありと何でもありな感じ。俺が頼んだのは海南セット。
海南風味





あっさり目でかなり美味しかった。

おなかもいっぱいになったので、そろそろホテルへ向かうことにして、タクシーを拾った。

ホテルは亜龍湾という三亜市の中でも一番美しいというビーチに有るホテル。タクシーで市内から2,30分ほど、ホテルにたどり着いた。
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2005年03月19日

海南島プチバカンス 第六章「散歩でムーチョ」

今回のホテルは仙人掌度假酒店。亜龍湾に有るホテルの中ではかなり安い方に属すけど、一応プールなども備えたリゾートホテル。予約のタイミングが遅く、5つ星か3つ星しか選べない状況で3つ星のホテルにした。

着いてみてビックリ。意外ときれいなホテルだった。室内のインテリアなんかも凝った物ではないけど、ちゃんと統一されてるし、アメニティもちゃんと用意されてるし、窓の外には大きなプール群が広がっている。これで2人で2泊約8000円は安い!

ただ、一つだけ気になったのは、その統一されているデザインがなぜかメキシコ調(笑)。いろんな所にサボテンがおいてあったり、サボテンの絵が描いてあったり、とにかく安っぽい感じのメキシコ調。まあ、これはこれで面白いからいいんだけど。

とりあえず部屋に荷物を置いて、ビーチまで出てみることにした。外に出て、外のプールサイドを抜けて、そのあと、大きな池の横を通って、所要時間10分ほどでビーチに到着。思っていたよりも遠いけど、これが料金の安さの秘密か。

ちなみに、亜龍湾のホリデーインは、出てすぐがビーチという素晴らしいつくりになっていた。プールは小さかったけど。

暗い中をビーチまで出て、波打ち際に近づく。やっぱりここも暗くてもわかるぐらい水がきれい。砂浜もさっきの三亜市内のビーチと同じような感じのきめ細かいきれいな砂浜。

固定されているビーチパラソルと木製のデッキチェアがあったりして、結構良い感じのビーチ。パラソルとデッキチェアのレンタル代は1日30元。安い!

暗い中をまたホテルまで戻ると、やっぱりそこにあるのはメキシカンなホテルだった。

疲れ果てていたので夜11時には眠りについた。
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